たびを終えて

お久しぶりです



今回は先日のノルウェイ、あとデンマークちょっとの旅について書こうと思います



自分は相変わらず元気でやっています



どうやら日本はいまだに暑いようで。こっちはだんだん寒くなってきて、



何と短い夏だったんだろう、と感じており



ちょっと天気がいいと、すぐに外に出たがるデンマーク人たちの気持ちが、

よくわかったような気がします





そうそう






よく、自分の成長は自分が1番気がつきにくいもんだ、なんて言いますけど、




最近は、あ、自分変わったな、




ものの見方、価値観、そんなもの




変わったな、成長したのかな、って自信持って言える気がします








ノルウェイには、1週間くらいしかいなかったんですが、




だいぶ無計画にふらふらしてきて、





その中からまなんだことは、本当に本当に大きくて、



まあ、生活費は、


貧乏生活をかなりしたつもりだったんですが(おそらく今世界で最も物価高い国だとおもう)



お金ない自分にとってはなかなかつらかったなー




でも、その分、経験できたことは、本当にかけがえがなくて



お金を、いつまでも銀行に眠らせとくより、よっぽどよかったと思います



日本帰ったらちゃんと働くし(ほんきですよ)、また働けばお金たまる・・・はずだしね。





たびは、本当に初めてのことばっかりだったなー、と感じます




そもそもこうやって、ちゃんと一人で海外旅したのも初めてだったし、


ノルウェーも初めて、

いっぱい人にも助けてもらい、

途中で素晴らしい人たちにも出会ったし、

いろんなことした。




なかでも、自然って、ひとをこんなにも変えてしまうんだなって、はだで感じました




口で言うのは簡単だし、なんとなくそんな気はするけど




実際に経験してみないとわからないもんだなあ、って改めて思います




もちろん、偉大だったのは自然なんだけど、あの時そう感じることができたのは




それだけじゃなくて、




それまでの自分の思考回路、デンマークでの経験、会って話してきた人たちの話、


応援してくれていた人たち、両親や家族、自分の大切な人たち、


旅のあいだに出会ったひとたち、その時聴いていた音楽、


全てのものによるなあとおもいます。





ぜんぶ偶然だったんけど、なんかやっぱり、偶然には感じなかった





旅をしながら、自分はよく、


「どうしたらこの感動を人に伝えられるだろうか」とか、


「どうしたらこの気持ちを共有できるかな」


「どうしたらこの感情を表現できる写真が撮れるかな」とか


「みくしいになんて書いたらうまく伝えられるかな」


そんなことをよく考えながら、音楽聴いたり、山を下ったりしていました。



これは、ジャーナリスト精神というより、自分は単なるミーハーなんだとおもいます。



きっと、まだミーハーでいる時期なんだろうな。





さて、旅をとおしてまなんだことは、もう言葉ではほんとうにつたえられなくて、


自分の語彙力のなさにがっかりします



簡単に言葉にすると、なんだか逆にすごくありきたりで、全然ピンと来ないので


もうなんだか言葉にしたくないくらいなんですが、いってみると





自然に負けました、って感じです






あの自然は本当に自分に語りかけてきて、まあ言葉とかは聞こえないけど、



でも何か、なんかわからないけど確かな何かを与えてくれた。






人口およそ200人、世界最長のフィヨルドソグネフィヨルドの内陸の方にある



小さな村、Solvorn。




その村にひょっこりと立っている、かわいいリンゴのマークがついたゲストハウスに4泊し、


その間、



フェリーで反対側に行き、世界遺産になっている木造の教会をみにいったり


氷河がとけてできたエメラルドグリーンな色した湖でカヤックしたり


氷河の上をあるくツアーに参加、

推定6000年以上前から溶けずに残っている、とんでもなく巨大な氷河の上を、ざくりざくりとあるき、

地球の偉大さを実感


自転車借りて、サイクリングしつつ、滝を見に行ったり


近隣のハイキングコース、ふらっといったらとんでもない崖みたいな道だったり


散歩しにチャリで山越えたり


山のぼったり、のぼりに行くところまでまたチャリで山越えたり




幸いなことに、ほぼ全日、天候には恵まれて、




いわゆる旅行、とは、だいぶ違うけど、




いろんなこと、いろんなことした








なんか、あんなところで生活していると、



今までの自分の考え方がなんて狭く、息苦しかったんだろうって




感じざるをえなかった






なんか、これまで、特に日本にいた時は、


学生としてNGO、それからニッコリとか、かかわってきて、





どうやって社会をもっとよくするか、いかに多くの人に影響を与えるか





そんなこと





そんなロジックばかり、自分の小さな(大きいかも)頭の中でこねくり回して



きたけど




あんな景色を眺めていたら






どうしてそんな急ぐの、もっとのんびりしたらいいじゃん、とか




人ひとり、自分ひとりなんであまりに小さい、小さすぎる、ってこととか




あ、車がハエ以下に小せえな、じゃあ人間は相手にならんなこれ、とか



お金とかなくても、車とかなくても、なんかまじどうでもいいわ、とか






そんな風に感じてきて






実際、日本にいた時も、スローフード運動とか、聞いたことある言葉だったし



そういうまったりした生活とか、関心あったつもりだけど



あとマイペースだってよくいわれるしね、けっこう人に合わせる方だと思うんだけど




でも、実際、それをベースに考えていること、頭の中はぜんぜんスローじゃなかったなって






あの時、





氷河の上を歩き、言葉にできない、地球の素晴らしさを知った後、




カヤックで拠点まで帰っている時






そんなに急いで、いろんなものに激突ばっかしようとしなくてもいいんじゃないか



そんなに色々焦って考えなくてもいいんじゃないか



それより、






もっと自分のまわりの人、自分を支えてくれている人のありがたみを知り




人に感謝し



自然に感謝し




毎日にこにこ笑って




のんびり、静かに ひっそりと生活し




それに大切な人といっしょにすごせたら





もうそれだけで、それだけで自分の人生なんて






もうじゅうぶんじゃないかな、なんて






そう感じました









もちろん、自分がこれからそうする、と言っているわけではなく、



あくまで選択肢の一つを知れたこと。


そんなものも、ひとの一生なんだな、って感じたこと


それだけでじゅうぶんだと思います



こんな風に、新しいものの考え方にふれられたこと、


その機会を与えてくれた両親はじめ、支えてくれている人、応援してくれた人、


別に何にもなくても全ての人に、感謝しています。ほんとうに。





それから、一人でも多くの人が、自分と同じような体験に触れられることを、


本当にねがっています。


ほんとに小さなこと、いい大学に入るとか成績が悪いとか


みためのコンプレックス、もっとカワイくなるためにやせなきゃ、とか


背が小さい、とか、間違ったこと言ったらどうしよう、とか


でんしゃに座った、向かいの人からの目線、よく合う人あの人との関係、


なんて声かけようか、とか、あああ彼女ができない、とかね





んなこと、あんな自然を前にしたら、あまりに小さいことだよ、と自分はいいたいです





もちろん、ひとの価値観を否定はしないけど。






そんなものの見方を、もし知らずに悩んでいる人がいたら、



今すぐにでも伝えてあげたいです





だから、ぜひ、一人でどこかにふらっといってみてほしいとおもう。自分の経験として。




ノルウェーに行けなんてもちろん言わない。自分の知らないすごいところなんて



世界中にまだ星の数ほどあるだろうし。




日本の中だって、無人島だって、ちゃりんこで無意味に1時間散歩だって、



お墓参りだっていいと思う。小学校の通学路だって、久しぶりに歩いてみたら楽しいかも。




ただ自分が言えるのは、こうやって涼しい部屋でインターネットに向かってても、


本読んでも、youtubeで動画みても、写真見ても、



やっぱり、





やっぱり自分で経験したこととは別ものなんだとおもう、ってこと。








もし、なにかしてみる気になったら、





ぜひ実際に、自分でやってみてください


なんでもいいとおもう。







新しいことをしてみるというのは、それ自体なにか楽しいものです




ひまをもてあましている人がいたら、なんか最近あたらしい刺激がないなーと思ったら、




どうせバイトだけして、テレビとか無意味にみてごろごろしてるんだったらさ、




なんかしてみてほしいな、と。





まあこれを読んでいる人のなかにはいないとおもいますが、ね










さてさて、長くなりましたが


(本当はもっともっと具体的にわかりやすく書こうと思ったんですが!
いつか会ったときにじっくり話しましょう)



現在と今後ですが






22日より、新しいKrogerupという学校に来ています




まだまだはじまったばかりですが


メンバー、環境、本当に素晴らしく


今のところ大満足で生活しています






予定だと、12月中ごろまでこの学校にいて、それで日本に戻る予定でした






でも、ちょっと





色々考えた結果




予定変更するつもりです










学校は、早ければ9月中には出て






たぶん、どっかに行きます








今のところ候補地は、アフリカか南米です






そんで、年内には日本に戻ろうと思います。





理由はもっと直接的な経験が必要だと直感的に感じていることが1番です





このホイスコーレは本当に、自分の求めてきたものがある!って感じもするし


始まってまだ1週間も経っていないんだけど、






直感的に、ここでまなぶのは、今じゃないんじゃないかな、って感じていて、







だから、5,6年後にまたここにきて、ちゃんとまなぼうと思っています




そのほうが、もっとたくさん学べると思うし。




まあ今のところは、ね。







実は、学校が始まる前には、学校に来ること自体をやめようと思っていて、


コースの担当の教員に相談していたんですが

(なんと学校スタートの前日に相談しに行くという、めちゃめちゃな感じでしたが)




Garbaには「1,2週間くらいここにいて、少し様子をみてみたらどうか。」


「そうしたらもうすこしお互いのことがよく知れて、より適切なアドバイスができると思う」




という風に言われており、




だから一応、学校はスタートした、という感じです。




適切なアドバイス、というのは、Garba自身がアフリカの出身であることもあるし、




今の所属のコースのcrossing borders、そして彼自身を自分がすごく信頼していること




彼自身多くのコネクションをもっているので、、そこから飛んで行こう、という計画が



自分の中にあったからです。






昨日はなした感じで、とりあえず、もう1週間はいてみようか、って話をしたので




もう少しはここにいると思います。





それにここ、あまりにいいとこなんでもしかしたら、最後までいるかもね。




なんでとりあえず今のところは未定です。





それと、







もしたとえばアフリカに飛んでいくことになったら、




行く前に、一度デンマークから日本に、ちょっとだけ帰ろうかな、と思っています





頭の中を整理したいのと、家族、それから、多くの人と話をしたいです






ゆっくり風呂入って、部屋のベッドで寝て、サボテンに水あげて、





いくなら、それからにしようと思ってます。







なんで、もしかしたら3週間後には日本にいるかも。







そんときは、みんなぜひ会ってくださいね。



本当に誰とでも話したいなーっておもいます



自分の話をしたいし、一人でも多くの人の話を聞きたいです



少しでもはなしたいなーと思ったら、本当に、本当に言ってくれたら会いにいくとおもいます





ま、そんな感じですね




あいかわらずよくわからんな、という感じでしょうかねー







とりあえず元気だからだいじょうぶです






あとすこしの、暑い夏、楽しんでください






それじゃ、また